電気代・節約
エコキュートの電気代を節約する9つの方法|
設定・使い方・機種選びまで徹底解説
「エコキュートに替えたのに電気代が思ったより高い」「最近電気代が上がってきた気がする」という声をよく耳にします。
エコキュートは電気温水器より大幅に省エネな機器ですが、使い方の設定が最適化されていなかったり、機種が古くなっていたりすると、本来の省エネ性能が発揮されていないケースが少なくありません。
本記事では広島県呉市を拠点に年間200件以上のエコキュート交換を手がける住まいるライフが、現場で実際に確認してきた電気代節約の方法を9つ、わかりやすく解説します。今日からすぐできるものから、長期的にお得になるものまで幅広くご紹介します。
📌 この記事でわかること
- エコキュートの電気代の平均と高くなる原因
- 設定変更だけでできる即効節約術
- 機種交換でどのくらい電気代が変わるか
- 広島県の電力プランと節約の関係
1. エコキュートの電気代の平均と内訳
まずエコキュートにかかる電気代の目安を確認しましょう。家族人数・使用量・電力プランによって大きく異なりますが、以下が一般的な目安です。
| 家族人数 | 月額電気代(目安) | 年額(目安) | 備考 |
|---|---|---|---|
| 1〜2人 | 1,500〜2,500円 | 18,000〜30,000円 | 200Lタンク・深夜電力利用 |
| 3〜4人 | 3,000〜5,000円 | 36,000〜60,000円 | 370Lタンク・標準使用 |
| 4〜5人 | 4,000〜6,500円 | 48,000〜78,000円 | 460Lタンク・多めの使用 |
これはあくまで目安です。深夜電力プランをうまく活用できているか、設定が最適化されているかによって上下します。月8,000〜10,000円かかっているという方は、何らかの原因で効率が落ちている可能性があります。
エコキュートvs電気温水器 電気代比較
| 機器 | 月額電気代(4人) | 年額 | 10年累計 |
|---|---|---|---|
| 電気温水器 | 約10,000〜15,000円 | 約12〜18万円 | 約120〜180万円 |
| エコキュート(旧型) | 約5,000〜7,000円 | 約6〜8.4万円 | 約60〜84万円 |
| エコキュート(最新型) | 約3,000〜5,000円 | 約3.6〜6万円 | 約36〜60万円 |
エコキュートは電気温水器の約3分の1〜半分の電気代で済みます。さらに最新型は10年前の機種と比べても年間1〜3万円程度の差が出るケースがあります。
2. 電気代が高くなる5つの原因
節約の前に、まず電気代が高くなっている原因を把握しましょう。
🚨 電気代が高くなる主な原因
- 深夜電力を使わず昼間に沸き上げている → 電力単価が3〜4倍になる
- タンクをフルに沸き上げる設定のまま → 必要以上のお湯を毎日沸かしている
- 追い焚きを頻繁に使っている → 追い焚きは沸き上げより効率が悪い
- ヒートポンプのフィルターが詰まっている → 熱交換効率が低下する
- 機種が10年以上経過し効率が落ちている → 同じ量のお湯に多くの電力が必要
3. 今すぐできる節約術9選
エコキュートの最大の省エネポイントは深夜の割安な電力を使ってお湯を沸かすことです。深夜電力(夜11時〜翌朝7時頃)は昼間の電力単価と比べて約3分の1〜4分の1程度の料金で使えるプランが多くあります。
ところが設定が「おまかせ」や「自動」になっていると、お湯が足りなくなった際に昼間でも沸き上げが行われ、電気代が増えてしまうことがあります。
リモコンの「沸き上げ時間」設定を確認し、深夜電力の時間帯のみに固定することが基本中の基本です。
「毎日タンクをフル(満タン)に沸かす」設定になっているお宅は意外と多いです。しかし実際には家族人数や季節によって必要なお湯の量は変わります。
夏場はシャワーが中心でお湯の使用量が少ない、家族が旅行中など人数が減る時期なども、タンクをフルに沸かし続けると無駄が生じます。
リモコンの「沸き上げ量」設定で「少なめ」「標準」「多め」を季節に合わせて切り替えるだけで年間5,000〜15,000円程度の節約になることがあります。多くの機種では「自動節約モード」や「AIおまかせ」機能があり、過去の使用量を学習して自動調整してくれます。
最近のエコキュートには「おまかせモード」「節約モード」「AIモード」など、使用パターンを学習して自動的に沸き上げ量を最適化する機能が搭載されています。
ただし「おまかせ」にしていると昼間に追加沸き上げが行われる場合もあります。深夜電力プランを契約している場合は、「おまかせ」+「深夜のみ沸き上げ」を組み合わせる設定が理想的です。
お使いの機種の取扱説明書やメーカーサポートで最適な組み合わせを確認してみてください。
エコキュートの「追い焚き」は、一度冷めたお湯を再加熱するため、タンクの熱いお湯を足すよりエネルギー効率が悪くなります。入浴時間をずらすことが難しい場合は、保温効果の高い浴槽のフタを活用してお湯が冷めるのを防ぐのが効果的です。
また「自動保温」機能が設定されているお宅では、誰も入浴しない時間帯も保温し続けることになります。深夜に誰も入らない場合は保温時間を短く設定しましょう。
タンク内の沸き上げ温度を高くするほど電力消費が増えます。一般的に沸き上げ温度は65〜90℃に設定できますが、標準は75〜80℃のお宅が多いです。
ただし衛生上の観点から、沸き上げ温度は60℃以上を維持することが推奨されています。60℃未満では雑菌(レジオネラ菌など)が繁殖するリスクがあるため、過度に下げるのは避けてください。
給湯温度(蛇口から出るお湯の温度)については、必要以上に高くせず適切な温度に設定することも節約になります。
ヒートポンプユニットには外気を取り込むためのフィルターがあります。このフィルターにホコリや汚れが詰まると空気の流れが悪くなり、熱交換効率が低下して電力消費が増えます。
メーカーは年1〜2回の清掃を推奨しています。清掃方法は簡単で、フィルターを取り外して水洗いするだけです。特に花粉の多い春と、夏の終わりに行うのがおすすめです。
広島県の海沿いエリア(呉市・江田島市・坂町など)では塩分や潮風の影響でフィルターが詰まりやすいため、年2〜3回の清掃が理想的です。
太陽光発電システムを設置しているお宅では、昼間の余剰電力でエコキュートを沸き上げる「太陽光連携機能」を活用することで電気代をさらに削減できます。
最新のエコキュートには「昼間沸き上げ」機能が搭載されており、太陽光発電の余剰電力が出ている時間帯に自動でお湯を沸き上げる設定が可能です。売電より自家消費した方がお得な状況では、大きな節約効果があります。
太陽光発電がない場合でも、エコキュートの交換と同時に太陽光発電を導入するという選択肢もあります。住まいるライフでは太陽光発電との組み合わせ提案も行っています。
エコキュートの電気代節約で見落としがちなのが電力プランの選択です。深夜電力が割安になる「時間帯別電灯契約」や「オール電化向けプラン」を選ぶことで、同じ使用量でも大幅にコストを下げられます。
中国電力エリア(広島県)ではオール電化向けの「スマートライフプラン」などが用意されています。エコキュートのみの場合でも深夜電力割引プランに変更することで年間1〜3万円の節約になるケースがあります。
現在の電力プランを確認し、エコキュートに最適なプランに変更することを検討してみてください。
上記8つの設定・使い方の改善をすべて試しても電気代が高い場合、機種自体の効率低下が原因かもしれません。
エコキュートの省エネ性能の指標である「APF値(年間給湯効率)」は、10年前の機種と最新機種では大幅に向上しています。同じ量のお湯を沸かすのに必要な電力が少なくなっているため、電気代の削減効果が大きいです。
| 機種年代 | APF値(目安) | 月額電気代(4人) | 年額 |
|---|---|---|---|
| 2010年頃の機種 | 3.0〜3.5 | 約6,000〜8,000円 | 約7〜10万円 |
| 2015〜2018年の機種 | 3.5〜4.0 | 約5,000〜6,500円 | 約6〜8万円 |
| 2024〜2026年の最新機種 | 4.5〜5.5 | 約3,000〜4,500円 | 約3.6〜5.4万円 |
最新機種に交換することで年間1〜3万円の電気代削減が期待でき、2026年は補助金最大10万円も活用できます。10年以上使用している機種であれば、交換を検討するタイミングとして最適です。
4. 節約効果のまとめ比較
9つの節約術を効果と手軽さで整理しました。
| 節約術 | 年間節約額目安 | 手軽さ | 費用 |
|---|---|---|---|
| ①深夜電力のみ沸き上げ | 10,000〜30,000円 | 設定変更のみ | 無料 |
| ②沸き上げ量を季節調整 | 5,000〜15,000円 | 設定変更のみ | 無料 |
| ③節約モードの活用 | 3,000〜8,000円 | 設定変更のみ | 無料 |
| ④追い焚き削減 | 3,000〜10,000円 | 習慣変更 | 無料 |
| ⑤給湯温度見直し | 2,000〜6,000円 | 設定変更のみ | 無料 |
| ⑥フィルター清掃 | 効率維持 | 30分程度 | 無料 |
| ⑦太陽光連携 | 10,000〜50,000円 | 設備が必要 | 設備費あり |
| ⑧電力プラン変更 | 10,000〜30,000円 | 申込みのみ | 無料 |
| ⑨新型機種へ交換 | 10,000〜30,000円 | 業者依頼 | 30〜50万円 (補助金最大10万円) |
5万円
3万円
3万円
10万円
5. 広島県の電力料金事情とエコキュート
広島県は中国電力のエリアです。エコキュートを使う場合、電力プランの選択が節約の大きなカギになります。
中国電力のオール電化向けプラン
中国電力では「スマートライフプラン」などオール電化住宅向けの料金プランを提供しています。深夜の電力単価が日中より大幅に安く設定されているため、エコキュートを深夜に沸き上げることで電気代を抑えることができます。
エコキュートだけの場合でも「時間帯別電灯」プランに変更することで恩恵を受けられるケースがあります。現在の契約プランと使用状況を確認したうえで、中国電力のカスタマーセンターに相談してみることをおすすめします。
新電力への切り替えも選択肢に
中国電力以外の新電力会社も広島県で利用可能です。深夜電力の割安なプランを提供している新電力会社への切り替えも、エコキュートの電気代節約に有効な手段です。ただし各社のプラン内容や基本料金を比較したうえで判断することをおすすめします。
⚠️ 注意:電力プラン変更前に確認を
深夜電力プランは昼間の電力単価が高くなるケースもあります。エコキュート以外の電化製品の使用時間帯も含めて、トータルでお得になるかシミュレーションしてから変更することをおすすめします。
6. よくある質問
まとめ
エコキュートの電気代節約は、設定の最適化から始めて段階的に取り組むのがおすすめです。
- まずリモコンで「深夜のみ沸き上げ」設定になっているか確認する
- 季節に合わせて沸き上げ量を調整する習慣をつける
- 年1〜2回のフィルター清掃を忘れずに行う
- 電力プランがエコキュートに最適化されているか確認する
- 設置から10年以上経過している場合は機種交換を検討する
「設定を変えたのに電気代が下がらない」「そろそろ機種の交換時期かも」と感じている方は、住まいるライフの無料現地調査をご利用ください。現状の確認から最適な改善策までご提案します。
エコキュートの電気代が気になる方は
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